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診療案内

〜犬や猫をはじめとする動物の循環器専門・2次診療施設です〜

東京動物心臓病センターは、循環器専門二次診療施設として2011年TRVA2次診療センター内に開設し、その後2014年目黒区駒場に開設しました。
循環器に特化した超音波検査装置をはじめ、多種にわたる専門的な検査により詳細な心臓病の病態把握を行い、それを治療に反映するテーラーメイド治療(その子に合わせた治療を行うこと)をコンセプトにしています。
ニーズに応じたさまざまな循環器診断により、動物の予後、QOLの改善などに役立つ情報 をご提供します。

診療の概要

超音波検査(心エコー検査)
心臓病の診断において、心臓の動きや血液の流れをみることができる超音波検査は非常に重要で、欠かす事のできない検査です。心臓病の診断だけでなく、心機能や病態の評価なども超音波検査で行います。当院では心臓病の診断に特化した超音波検査装置(GE社製vividE9)を導入しており、小型犬や猫でも精度の高い検査を実施する事が可能です。
また、センター長岩永を始めとし、獣医師全員が心エコー検査に精通しているため、再現性の高い検査がいつでも可能となっております。
心電図検査
不整脈の検出、診断に役立つ検査です。主に聴診にて心音のリズムの不正が認められた場合、失神・虚脱をする場合に行います。検査室で不整脈が検出されない場合でも、ホルター心電図(専用のベストを着用し、24 時間分の心電図を記録する方法)も実施可能です。
レントゲン検査
心臓の大きさや肺、呼吸器の評価を行います。特に心臓病に合併する肺水腫の診断、評価には欠かせません。当院ではフィルム、カセッテを用いないDR(ほぼ連続撮影が可能)を採用することにより、咳がひどい子、呼吸が苦しい子でもストレスを最小限にした検査が行えるよう配慮しております。
血液検査
心臓以外の臓器の状態や血液性状を確認するために行います。心臓の治療薬には腎臓に負担をかけるものがあるので、特に腎臓の数値に関して細かく検査を行います。
直近でかかりつけ病院様で血液検査を行った場合、結果をお持ち頂ければ当院での検査をスキップできます。
血液ガス検査
特定の心臓病や呼吸不全による低酸素症や循環不全を評価するために行います。
肺高血圧症(肺への血流が減少する疾患)や先天性の心臓病の中でチアノーゼを起こす疾患に関しては、治療の効果判定にも役立ちます。
カテーテル治療
後肢または頚部の血管から細長い管(カテーテル)を入れていき、レントゲンの透視を見ながら遠隔的に治療を行う方法です。開胸手術に比べて切開が非常に小さいため、動物への負担が少ない低侵襲の治療です。当院ではC アーム(移動式のレントゲン装置)を備え、現在の所先天性心疾患である動脈管開存症と肺動脈狭窄症のカテーテル治療が実施できます。
ペースメーカー治療
失神や突然死の原因となる重度の不整脈をもつ動物に対し、手術によるペースメーカー埋め込み術を実施しています。
心臓手術
人工心肺装置を導入し、従来外科的に対応が困難であった先天性の心臓病や僧帽弁閉鎖不全症の手術を行う事ができます。特に僧帽弁閉鎖不全症は高齢の小型犬に多発する心臓病で、現在ほとんどの場合内科的な管理が行われますが、生涯に渡る投薬をせねばならず根本的な治療を行うためには外科手術が必要となります。壊れてしまった僧帽弁を外科的に再建することで血液の逆流を制御し、突然の肺水腫などにおびえる事の無い生活を再び送る事ができるようになります。
効果が絶大な分、リスクも大きい手術ですが、僧帽弁閉鎖不全症でお悩みの方は是非一度ご相談ください。
胸部外科
その他、心臓腫瘍の切除や心膜の切除なども行っております。
心臓に関連したあらゆる事についてご相談をお受け致します。検査の適応、手術の適応か分からない場合でも、客観的なデータを交えながら十分にご納得頂ける治療法を提示させて頂きますので、まず一度ご連絡頂ければと思います。